おぎやはぎのJUNKを聴いていると、よく、
小木夫人である「なほさん」のお話が出てくる。
ちなみに、なほさんは、森山良子さんの娘で、
森山直太朗くんのお姉さんだそうです。
彼女はどうやら、スピリチュアルなことに
たいへん興味があるらしい。
たとえば、天使を呼ぶ会に行ってみたり、
ダウンジングの器具を持ち歩いて実行してみたり、
忙しいときにはパワーストーンの浄化を
小木さんに頼んでみたり、
Oリングで全身検査をしてもらったり、
出先で気を失っても「天使が死なないといったから大丈夫」
といったり。
しかもそれを小木さんはそのまま受け入れている。
普通の人なら馬鹿にしたり、否定するところだろうが、
小木さんは逆にそれをたいへん尊重しているようなのだ。
一緒にいろいろなスピリチュアル会合にお出かけしたり、
全国のパワースポットに一緒に旅行したりしている。
小木さんが本気だということが
よくわかるエピソードをひとつ。
なほ夫人が出先のレストランで気を失ったときのことだ。
女子トイレで突然気を失って倒れたなほ夫人。
小木さんが駆けつけ、「大丈夫か」と声をかけて、
身体を揺する。
しばらくすると、気を失っていたなほ夫人の意識が戻った。
そこで小木さんは「大丈夫か?」ときいたそうだ。
「倒れるとき、天使が死なないっていったから、大丈夫」
そういうと、なほ夫人はまたすぐに気を失ってしまった。
レストランの店員は救急車を呼ぶことをすすめたが、
小木さんはなほ夫人の言葉を信じ、
呼ばずにやりすごしたという。
なほ夫人は翌日にはケロリとしていたらしい。
このお話を聴いた矢作さんは「信じられない」と
かなり驚いていた。
このような楽しいエピソードはたいへん興味深く、
おもしろい。
わたしもこういう科学の範疇を踏み越えた世界が
嫌いではないから、
お金さえあればまねしてみたいな〜、と思う。
そんな折、ひょんなことから、知人が
「占星術とタロットをたしなんでいる」
とカミングアウトしてきた。
喫茶店でお茶をしているときにそんな話になったのだが、
私が尋常ではない興味を示すと、
なんとバッグからタロットを取り出して占ってくれたのだ。
カードはやさしい色合いで、
抽象的な美しい絵が描いてある。
そこから4枚選び出し、
私の状況について解釈をしてもらった。
なんだか、あたっているような気がした。
なほ夫人はかなりスピリチュアル色の強い上級者(?)だが、
わたしはそこまではまだ…ちょっと…(ざわ、ざわ)なので、
タロットくらいがちょうどいいかもしれないと思いつく。
暇だし、働きたくないし(?)、
ひとつ、タロットでも買ってみよう!
こうなれば話は早い。
すばやくねちこい検索でおなじみの私はフル回転。
玉石混合の情報の渦のなかから
使えそうなものだけかき集め分析開始。
タロットにはどうやらたくさんの種類があるらしい。
いちばん普及しているウェイト版というタロットは、
普及しているがゆえに解説書も豊富で、
わかりやすいらしい。
また、知り合いが使っていた綺麗なカードは、
トートのタロットとわれる魔術系(?)の
タロットらしいことがわかった。
う〜ん。どうしようかな。
まずはトートのタロットにしてみるか〜。
ほかに興味をひかれたのは、
禅のタロット。
和尚というひとが作ったタロットで、
世界中で有名らしい。
リンク先のサイトで「一枚ひいてみる」と、
カードと解釈を見ることができる。
なんだか、ちょっと、面白そうな気がするな〜。
でも、貧乏だから、ひとつしか、買えない。
いろいろと迷った挙句、トートのタロットを購入した。
タロットは22枚の大アルカナと、
58枚の小アルカナでできているのだが、
初心者は意味の強い大アルカナだけで占ってもよい、
と書いてあった。
ネットや本を頼りに、大アルカナだけでたどたどしく占う。
シャッフルし、カードを並べ、意味を考えてみる。
…なんとなく、あたっているような気がする。。おそるべし。
気のせいかなあ。思い込みなのかなあ。謎だなあ。
タロットの大アルカナって、22枚でひとまわりというか、
人間の精神(?)のいちサイクルみたいになっているのだ。
22枚には0から21まで番号がふってあって、
0の愚者から21の宇宙(世界)までで、
一話が完結する感じ。
アルフレッド・ダグラスさんの本によれば、
一般的には、こうだ。
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人間の精神は神的なものである。
しかしそれは物理的な身体に幽閉されており、
かれはその神性に気づかない(愚者)。
より高き星々の使者が物質的世界に対する支配を表明し、
表面的な現実よりさらに深いなにかの存在を証明する。
いくつかの説によると、
かれは愚者の師および仲間となる(奇術師)。
(女教皇、女帝、皇帝、教皇によって表される)
世界の支配的な力が、
抵抗にあい、日常的存在が挑戦を受け、
克服されて初めて、
開放の切望が可能となる(恋人と戦車)。
探求者(隠者)は一定の成熟に達したときにのみ、
かれの精神的故郷に自分を回帰させるための
旅に出発できる。
かれの慎重な内省(運命の輪)は、
肉体的衝動(女力士)の克服とより高きもののために
より低きものを故意に犠牲とすることによる
日常的価値の逆転を求める(吊るされた男)。
より低き個我(死神)の昇華は、
デミウルゴス(悪魔)の打倒を可能とする
霊的な活力(節制)の流出に至る。
これはかれの地上の牢獄(塔)の崩壊を招来し、
かれの精神が、天の星々(星、太陽、月)を経て、
やがて神秘的再生(審判)を経験し、最終的には
世界の超個人的な霊アニマ・ムンディ(世界)と
一体化することを可能とする。
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一人の無鉄砲な馬鹿チンが旅を始めて、
知恵をつけ力をつけ、
一応の成功を収めるんだけど、
そこで話が終わらないところがいい。
さらなる高みを目指すためには、そのままじゃだめなのだ。
精神的充足をもとめて再度旅に出て、今までの見方を変え、
自我を壊さなければ、
新たな次元に到達することはできない。
こうやって文字で書くと仰々しい感じがするけれど、
簡単なことだ。
人間は、特に日本人なんて70年も生きるんだから、
その70年のあいだに、こういうサイクルを
何度も繰り返すはずなんだ。
何回も繰り返して、自分をぶちやぶって成熟する、
ということをいっているのだ。
例えば、価値観が広がるということもそうだ。
若い頃に受け入れられなかったことが
受け入れられるようになるのも、
その頃の自分をぶち壊すような体験を
するからなんだろう。
みんな、そのサイクルの中のどっかにいて、
そこにずっといるってことはなくて、
変わっていく。
それこそ、諸行無常ってやつなんだろう。
そんな風に考えると、変化し続けるのが常で、
誰もとまっていられないんだ。
だから、今がつらくても、
そんなに絶望しなくていいんだと思える。
今が幸せだったら、
いつまでも安泰ではないと気を引き締めればいい。
タロットを買って、意味をたどっていくうちに、
そんな風に、ちょっと、
世界の仕組みがわかった気になり、
お得だった。
落ち込みやすい人は、タロットみたいな
俯瞰の視点を意識するようにしたら、
極端に落ち込むことがなくなるかもしれないと思った。
小学校とかでも、教えればいいのにね。
それとおまけに気になったこと。
タロットのウェブサイトを巡っていると、
「カバラ」というのもよく出てくる。
カバラといえば、マドンナやセレブが夢中のなにか、でしょ?
生命の木って一体なんなんでしょうね。宗教なのか?
図書館で本でも借りてみるか〜。